笑顔が絶えなかった、奇跡の一日

著者のひとりごと

職場

ほぼ在宅で仕事をしている私だが、月に数回本社へ出社する。

席は決まっており、同じ部署の方と隣。その方が冷たい態度である事が多く、毎回出社するのに暗い気持ちになる。

今朝出社すると、挨拶をしてもいつもの通り素っ気ない。

相手を不快な気持にさせたくないので、基本的にこちからからはよほどのことがない限り、挨拶以外は話しかけないようにしている。

お昼前11時頃、その方の方から話しかけてきた。

いい感じで話せたので、その日は何度か気持ちよく話をすることができた。

出社しても挨拶だけ、という日も多い中、この日は笑顔で話すことができ、笑顔で退社することができた。

クラブチーム

夕方から娘の通っているバレーボールチームの練習に車で送りに行った。

新しく入った子の保護者が話しかけてきてくれた。

以前通っていたバレーボールチームの監督は、ミスを叱るというやり方をしており、子どもたちはチャレンジが出来なくなっていた。それどころか、バレーボール好きか聞くと、「大丈夫」と答えたそう。これを聞いて母親はそのチームのコーチもしていたのだけれど、やめることを決意したのだそう。今のチームではとても楽しくプレイ出来ており、監督も理不尽にけなしたりはしない。バレーボールがまた好きになってくれているようで、嬉しかった。

一度家に戻って再入場したが、子どもたちの生き生きしたプレーを見て嬉しくなった。

他の保護者とも、最低限の会話だけではなく、気遣いの一言を添えて会話することができ、いつも話さない人とも笑顔でお話することができた。

いつもひとりぼっちを感じる空間なのだけれど、この日はチームで和気あいあいと、楽しめた。私だけ外れている気持ちにはならなかった。

笑顔で帰宅することができた。

宿題

帰宅すると、小2の息子がランドセルを玄関で開けっ放しにしていた。

家の中に入ると書類が散乱していた。

息子の様子を見ると、11月の音読カードを探している様子。

数日前にお手紙と一緒にもらったのだが、かつて音読をやったことがないので、いらないと思い捨ててしまったのを思い出した。

「今までのがあるから10月の10を11に直したら?」

息子はこだわりが強いので嫌がるだろうと思っていた。

少したって、

「ママ見て」

見ると、10の0に白い紙が貼られ、上からマジックで1が書かれている。

また、周りには新聞紙とカッターが置いてある。

「すごい!」

私のアドバイス通りに実行したのだ。

丁寧に上から紙を貼って。

その紙はわざわざカッターで切って、きちんと下に新聞紙を引けたのだ。

「よくここまで考えられたね!」

新聞紙と切った紙は散乱していたけれど、そのことには触れない(笑)

これは私が片付けるよ。よく工夫できた。

「ママ、音読するから聞いて」

信じられない。

本を読むのが苦手で、1行だって読みたがらなかった。

その息子が自分から音読するから聞いてだって。

国語の教科書に載っている、蛙が出てくる「手紙」というお話だった。

全12ページ、つっかえながら、間違えながら、ゆっくりゆっくり、全て読んだのです!!

私が「読め」と言った訳ではなく、

自ら進んで音読できた!

音読カードも自分で作って!

奇跡としか言いようがない。

聞いている間も感動していて、うなづいて聞きながら、

「読み終わったら絶対むちゃくちゃ褒めよう」と決めていた。

親が先頭に立っちゃだめよね。

やる気になった子どもを、後ろから応援してあげる体制がいい。

がんばっている姿を応援して、認めて、どんどんチャレンジさせてあげたい。

音読の後、いつもは入らないお風呂にも自分から入れた。

今日は私にとっていくつもの奇跡が起こった。

今日笑顔で居られた瞬間を、いつも思い出そう。

こんな素敵な人たちと、笑顔で気持ちよく居られたんだな。

この笑顔あふれる、優しい穏やかな気持ちを身にまとって過ごしていこう。

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