私の息子は現在小学校2年生ですが、1年生の時にASDの発達障害と診断されました。
ADHDも併存している可能性があると言われています。
こだわりが強く融通が利かない発達障害の息子と、
自分の気持ちも大切にしながら幸せになる方法を日々模索しています。
色々な事を経験して、
最近では、毎日幸せを感じられる生活ができるようになりました。
このブログでは、自分や子ども、家族に愛情をいっぱい注いで、
みんなが幸せになれる方法をお伝えしていきます。
子どもの癇癪を防ぐ方法 :事前にシミュレーションしておく
子どもの癇癪に対応する方法 :諦めずに助けを求める
腕時計の調節が不登校を救う
小学校1年生の夏休みから不登校気味の息子。
バイオリズムがあるようで、
学校に行けたり、行けなかったりを繰り返しています。
そんな中、「遠足」の話が出てからは、
すごい勢いで登校できるようになりました。
朝の登校時間、新記録達成です。(息子談)
遠足前日にリュックの中身も、着ていく洋服も、「時計係」なるものになったので腕時計も、
しっかり準備しました。
当日の朝、機嫌よく目覚め、朝食も食べ、身支度もばっちり!
時計ははめていくのかな?
どちらでもいいと思ったのですが、お姉ちゃんの時は時計係は最初からつけていたよ、のアドバイスを聞いて付けることに。
玄関で靴を履く前に腕時計をはめます。
……ゆるいなぁー…(# ゚Д゚)
息子の腕が細いため、腕時計がぴったりいきません。
うまくいかない、こうじゃない、ゆるい(# ゚Д゚)
思い通りに付けられず、イライラしてきました。
「今付けないで、リュックに付けていったら?」という周りのアドバイスにも、
うるっさい!(# ゚Д゚)!
このモードに入ってしまうと周りの声は彼にとって雑音にしかなりません。
思い通りに付けられず力づくで腕時計のバンドをひっぱるので、ベルトループが切れてしまい、更にイライラが頂点に…
もうこちらが何を言っても聞きません。
こちらの言葉には、怒りとともに物を投げることで反応が返ってきます。
靴下も脱いでしまい、布団にくるまってしまいました。。。
ここまでがんばってきた息子ちゃん、、、
本人は遠足を楽しみにしていたのに、時計のために行けないなんて、、、
後で絶対後悔するよね、、、
でも、力づくで家族が連れて行っても、彼の気持ちがついてきていないので本人はもちろん、周りの人たちにもいい影響がない事は分かっています。
…できることはしよう。
…助けを求めよう。
学校に電話を掛けて、事情を説明しました。
リュックに付けたらかっこいいよ、と言って連れてきてください
もちろん、それも試してます…。
色々声掛けしましたが効果なく、
バスが学校に到着して、いよいよ学校に向かわないと遠足に間に合わなくなってしまう頃、担任の先生が走って家まで迎えに来てくれました!(神!)
しかし、息子布団から出ず、
家に入っていいですか?!
先生すごい。
先生が家の中まで入ってきて、息子の布団をはいで、小さな息子の体をひょいっと持ち上げました。
「○○!いくぞ!」
その後、学校まで息子を抱えていってくれました。
息子が小さめで軽くてよかった(笑)
まとめ
本日の教訓1つ目は、
腕時計の調節を事前にしておくこと、です。(笑)
玄関を出る直前、腕時計でこれ程苦労するとは…
子どもの癇癪を防ぐ方法 :事前にシミュレーションしておく
子どもの癇癪に対応する方法 :諦めずに助けを求める
ほんのささいな事柄でも未来予測して、
事前にシミュレーションしておくことは、発達障害の子どもを持つ方には大切です。
分かっていたつもりでしたが、抜けていました。
教訓2つ目は、諦めずに助けを求める、です。
当日の事情を電話で伝えていたことで、半ば強引な力で遠足に行かせてあげることができました。
本人は、
「行きたいけれど(時計が気に入らなくて)行けない」
状態だったので、今回の場合は先生の強引さに助けられました。
ここは、本人の様子を観察して、真意を確かめながら助けてあげることが重要です。
帰宅後も本人は満足気だったので、正解でした。
子どもの性格も、お世話になっている学校も違うので、誰にでもうまくいく方法とは限りませんが、ひとつの選択肢として試してみてはいかがでしょうか。
うちの場合も、次も同じ方法でうまくいくとは限りません(笑)
日々、学びですね。
試行錯誤しながら「こんなこともあったね」と後から楽しめたらいいですね。