学校が怖くなくなった

著者のひとりごと

ASDの発達障害と診断されている小学校2年生の息子は、1年生の頃から不登校気味です。

「学校行きたくない」

と言い出した息子に、

「え、何で急に?!」

驚いた私は、いろいろな手を使って登校させようとしました。

怒ったり、時には泣いたり、登校すべき理由を切々と説明したり、力ずくで連れて行った時もありました。

でも、こちらが行かせようと躍起やっきになるにつれ、息子はますます殻に閉じこもっていきました。

母親としては登校させたい。

でも、息子は完全に学校恐怖症になっていました。

「何で行かないの?」

この言葉を何度発したか数え切れません。

言われた息子も分からないので、言語化できないんです。

それに、息子自身も「行かなきゃ」と思っているんです。でも、体が動かないんです。大人のうつ病に似ているかもしれません。

「学校に行きたくない」という頃には、もう限界がきている。これを言葉にするまで息子さんは相当我慢してきていた。

小児精神科医の先生から言われ、相当私の中で葛藤かっとうと意識の変化がありました。

私が息子の気持ちを尊重するようになり、無理やり登校させることがなくなりました。

職場に相談し、時間有給を利用するなどして、息子と一緒に給食を食べに通いました。

私もおにぎりを持って一緒に付き添いました。

食べ終わると一緒に帰宅しました。

決してなじったりせず、

「給食おいしそうだったね、よく食べたね」と褒めました。

2カ月ほどそれが続き、段階を経ながら、今はお昼前から一緒に登校して、お友達と一緒に下校できるまでになりました。

「学校いやだな」

とは言わなくなりました。

ここまで前に進んで来られた理由は、

 ・母親が息子の気持ちを受けとめ、「それでいいんだよ」を受け入れたこと

 ・スモールチャレンジで、学校の「怖い」イメージを払拭ふっしょくできたこと

 ・学校のサポート

 ・職場のサポート

これらだと感じています。

別のブログで、これについての紹介も今後させてもらおうと思っています。

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