子どもが突然不登校になってしまいました。
どうすればいいでしょうか?
子どもの不登校は突然起こるので、親はびっくりしますよね。
まずどうすればいいか、お伝えしていきます。
不登校小学生対応方法は?親のマインドセットが必須!
この記事は、次のようなお悩みを持つ方に向けてお伝えしていきます。
- 子どもが不登校になったらどうすればいいか分からない
- 不登校の子どもにどのように対応したらいいか分からない
- 子どもの不登校で親がイライラ、気持ちに余裕がない
- 子どもを登校させるにはどうしたらいいか教えてほしい
この記事を読んでいただくことで、次のことが解決されます。
- 親のあるべきマインドセットが分かる
- 子どもへどのように接すればいいかが分かる
- この先どのように進んでいったらいいかが分かる
- 登校させるにはどうしたら良いかが分かる
- 親が気持ちの余裕を持つことができる
私の息子は小学校1年生の時に不登校になりました。
色々と試行錯誤を繰り返し、周りの方のサポートに助けていただきがら、今では週に4日程度登校できるようになってきました。
1家庭の事例ではありますが、私の経験が皆様の参考になれれば嬉しいです。
子どもが不登校になったらどうすればいい?
子どもの不登校は突然やってきます。
少なくとも、うちの場合は何の前ぶれもなく始まりました。
もしかしたら子どもの中では葛藤があったのかもしれませんが、気が付きませんでした。
子どもが突然不登校になったら、親はどのような対応をすればよいのでしょうか?
次から解説していきます。
子どもの気持ちを受けとめる
次の章で詳しくお話ししますが、一番大切なのは、親が子どもの気持ちを受けとめてあげることです。
子どもにとって一番のみかたは「親」です。
また、子どもはわがままで不登校になっている訳ではありません(まれにわがままもありますが)。
不登校になってしまう原因があり、がんばってきたけれどもうこれ以上がんばれない、
「SOS!」が「不登校」になって表れるのです。
大人のうつ病に似ているかもしれません。
親が子どもの気持ちを受けとめ「それでいいんだよ」と認める
まずはこれが本当に重要です。
重要ですが、一番むつかしいところかもしれません。
次の章で詳しくお話します。
学校のサポート
まず相談すべきは学校です。
担任の先生は子どもの学校での様子を一番よく分かっています。
不登校になる前の学校の様子と家庭での様子を振り返ってみることで、不登校の原因がつかめるかもしれません。
また、電話で子どもと直接お話していただいたり、学校から家までの距離が近ければ、休み時間に様子を見に来てもらうこともできるかもしれません。
家族以外の人と接したり話したりすることで、子どもの気持ちが内側にこもってしまうのを防ぐことができます。
学校と家庭で連携して不登校に対する対策を考えて行くことはとても重要です。
両者で認識を合わせ、足並みをそろえて子どものために動いていきましょう。
職場のサポート
働いている方の場合、職場の理解を得ることも重要です。
在宅勤務が可能かどうか、相談してみましょう。
オール在宅がむつかしい場合は、夫の職場と半分ずつ在宅ができないか、確認しましょう。
有給休暇や時間有休制度も上手に使いましょう。
政府は働き方改革や多様性の推進など、ワークライフ・バランスの実現を唱えています。
むつかしい職場もあるかもしれませんが、まずはダメもとで相談してみましょう。
スモールステップでチャレンジを
一度不登校になってしまうと、すぐに再登校できるようになるのは難しいかもしれません。
学校 = 怖い・つまらない・辛い
上の図のように、子どもにとって学校のイメージが悪いものになってしまっているからです。
まずは、これを変えていく必要があります。
スモールステップで学校の悪いイメージを変えていきましょう。
- 給食
- 体育(好きな教科)
- 校外学習
- 運動会
- お楽しみ会
- 図書室(本好きなら)
子どもが好きなこと、興味があることを探してみましょう。
そこから糸口が見つかるかもしれません。
うちの息子はレゴが好きでしたので、学校の先生に相談して、空き教室にレゴを置いてもらいました。
最初の内はレゴをしに学校に行き、飽きたら帰宅していました。
学校にないものでも、相談して置いてもらうなどできるかもしれません。
不登校の子どもにイライラ、気持ちに余裕がない
学校に通うことが普通だと思っている私たちは、子どもが不登校になってしまうことをなかなか受け入れられません。
何をしても思い通りにならない状況に、親はイライラしたり、ガッカリしたり、悲しくなったりと、気持ちが不安定になることでしょう。
親のマインドセットが必須
先にも少しお話ししましたが、
子どもが不登校になった場合、親のマインドセットはかなり重要です。
何があっても子どもの見方であるべき親が、どーんと構えていてくれることは、子どもにとって何よりも心の支えとなるでしょう。
親のマインドセット
- 学校に行けない子どもを認めてあげる
- 登校することだけが本当に正解だろうか?
- 学校以外で子どもが輝ける場所はないか?
学校に行けない子どもを認めてあげる
子どもは、学校に行った方がいいことは分かっていながら、行けなくなることがほとんどです。
うつ病など、心の病を患った大人が引きこもりになって出社できなくなるのと同じです。
大人が心の病を患ってしまったときと同じように、こどもにも接する必要があります。
学校へ行けないぼくはダメな子なんだ…
あなたはあなたのままでいいんだよ。いてくれるだけでいいんだよ。
不登校になってしまった子どもは自信を失っています。
他の子ができることができていない、そんな劣等感をもっています。
子どもの存在を言葉に出して認めてあげてください。
それだけでも心が軽くなることでしょう。
登校する事だけが本当に正解だろうか?
調べていただくと分かるのですが、学校にいかなくても成功している起業家や偉人は、意外とたくさんいます。
今、学校へ行けないからと言って人生がぷっつり終わってしまうわけではありません。
学校に登校するのが一番安心で楽な方法ではあるけれど、それ以外にも方法はあります。
将来のことは誰にもわかりません。
その子に学校というシステムが合っていなかったというだけ。
学校の先生や自治体などに相談してみると、色々な方法が見えてきます。
学校以外で子どもが輝ける場所を探す
先にもふれたように、学校へ行くことが正解とは限りません。
学校以外で子どもが楽しく過ごせる場所を探してみましょう。
- フリースクール
- 学習塾
- 運動クラブ
- プログラミングスクール
- 音楽クラブ
子どもが自分から進んでやりたい、というものがあればどんどん試してみましょう。
何かに夢中になって続けられると、子どもの自信につながります。
子どもの自信は意欲につながり、次のステップへの架け橋になるはずです。
登校させるにはどうしたらいい?
親の一番の願いは、また子どもが学校に登校できるようになることですよね。
最初にお伝えしておくと、即解決できる方法はありません。
ポイントは以下の4つです。
- 「学校へ行け」と言わない
- 楽しいこと、興味のあることを探す
- 子どもの気持ちが学校へ向くまで待つ
- 急がば回れ
1つずつ解説していきます。
「学校へ行け」と言わない
子どもの頃、親から「宿題しろ」と言われるとやる気が失せませんでしたか?
今やろうと思ってたのに!
自分の意思ではなく、他の人から指摘されるとやりたくなくなるんですよね。
不登校も一緒で、「学校へ行け」と言われるとますます行きたくなくなってしまうんです。
登校させたいと思うのならば絶対に言ってはいけません。
楽しいこと、興味のあることを探す
先にもお伝えしましたが、子どもの好きなこと、楽しいこと、興味のあることと学校をつなげることが理想です。
食べることが好きならば給食から、
好きな教科があるならばその教科から、
イベントに参加したい気持ちがあるならばイベントだけでも参加してみましょう。
教室に入ることが難しいようであれば、空き教室やオンライン参加など、方法を学校側に相談してみましょう。
うちの息子はレゴを空き教室に置いてもらうことから始まり、
そこで給食を食べられるようになり、
プリントを少しずつこなせるようになり、
図書室で本を借りられるようになり…
という具合にすこーしずつ学校に慣れていきました。
子どもの気持ちが学校へ向くまで待つ
先にもお伝えしましたが、子どもにとって「不登校」は最後の手段です。
こころのSOS信号なのです。
子どもは頑張りすぎて辛さマックスになった状態ですので、まずは休ませてあげてください。
今までお話してきたことを根気強く続けて行き、子どもの気持ちが学校へ向くまで待ってあげましょう。
子どもに自信がつく → 意欲が出てくる → 視野が広がる → 興味も広がる
上記の順に心が改善してきます。
うまくいけば、学校に気持ちが向くかもしれません。
急がば回れ
子どもは親の所有物ではありません。
子どもには意思があります。
思い通りにしようとせず、子どもの意思を尊重しましょう。
子どもの心を満たしてあげることで、視野が広がり、興味の範囲も広がっていきます。
焦りは禁物です。
気長に、のんびり構えましょう。
そのためにも、親のマインドセットが重要なのです。
まとめ
今回は、次の様なお悩みを持つ方に向けた解決方法をお伝えしました。
- 子どもが不登校になったらどうすればいいか分からない
- 不登校の子どもにどのように対応したらいいか分からない
- 子どもの不登校で親がイライラ、気持ちに余裕がない
- 子どもを登校させるにはどうしたらいいか教えてほしい
ポイントをまとめると以下の通りです。
- 親のマインドセットが必須
- 子どもの気持ちを受けとめて存在を認める
- 学校や職場のサポート
- 子どもが楽しめることを探す
- 急がば回れ
毎日イライラしていた私でしたが、
自身のマインドセットを変えることで心がかなり軽くなりました。
また、自分の気持ちに余裕が出来ることによって、子どもに穏やかな気持ちで寄り添うことができるようになりました。
私の経験が少しでも同じようなお悩みを持つ方のお役に立てるならば、こんな嬉しいことはありません。